震災被害1.2兆円 復興を機に新たな漁業模索 水産白書 印刷
2012年 5月 25日(金曜日) 18:57

政府は25日、2011年度の水産白書を閣議決定したと各紙が報じた。東日本大震災で大きな被害を受けた水産業の復興は、安定的な水産物の供給確保で極めて重要な課題と指摘。 白書によると、大震災の水産関係の被害額は今年3月5日現在で1兆2637億円に上る。約2万9000隻の漁船が被災し、復旧したのは4月半ばの段階で約8400隻となっている。養殖施設も岩手県のワカメで約5割、宮城県のノリで約4割の復旧状況だという。