電力会社に「電源対策不要」の作文指示 92年に原子力安全委 印刷
2012年 6月 05日(火曜日) 11:06

原子力安全委員会は4日、92年に原発の全電源喪失の対策を検討していた作業部会が、長時間の喪失に対する対策は不要とする根拠を電力会社に「作文」するよう指示していたことを明らかにしたと各紙が報じた。結果的に全電源喪失の対策が取られなかった。作文を指示した文書は公開していなかった。作業部会は指針改定に向けたものだったが、安全委と電力側が水面下で協力し、議論が骨抜きになった経緯が浮き彫りになったという。

最終更新 2012年 6月 05日(火曜日) 16:48