51地点で過去最高 115年間で最も厳しい残暑 9月気温 北日本中心に 印刷
2012年 10月 03日(水曜日) 00:00
気象庁は1日、9月の天候まとめを発表した。都市化による温度上昇の影響が少なく、1898年から統計が残る全国17地点の9月の平均気温は平年を1.92度上回り、過去115年間で最も厳しい残暑となった。観測地点別では、北海道の旭川市と岩見沢市で平年を4.6度上回るなど、全国154地点中51地点で観測史上最高を記録した。この残暑は、日本の北東で偏西風が大きく北へ蛇行し、太平洋高気圧の勢力が非常に強くなったのが主因。特に北海道が平年差プラス3.8度、東北が同3.5度と高く、両地方を合わせた北日本で同3.7度と、統計が残る1946年以降で最も高かったという。