和歌山美浜町海岸に津波観測レーダー設置  印刷
2012年 10月 19日(金曜日) 00:00

南海トラフの巨大地震で最大18メートルの津波が想定されている和歌山県美浜町の海岸に、津波を沖合でいち早く観測する大型のレーダーが設置されましたと各紙が報じた。この大型のレーダーは、国土交通省や関西大学の研究グループが航空機の管制に使われるシステムを応用して開発した。津波が沿岸に押し寄せる前の沖合60キロの海域で、津波の高さや速さなどをいち早く観測する。18日は、現地で、自治体の関係者らを集めた説明会が開かれ、研究グループのリーダーを務める関西大学社会安全学部の高橋智幸教授が、「レーダーを使った観測が、より正確な津波の予測につながる」と述べた。