日本原電がウラン売却 再稼働見通せず、借入金返済で 印刷
2013年 2月 22日(金曜日) 00:00

電力各社が出資する原発専業の発電会社、日本原子力発電(東京)が原発燃料であるウランを一部売却したことが20日、分かったと各紙が報じた。同社は売却先などは明らかにしていない。電力会社が、保有するウランを売却するのは極めて異例。日本原電は敦賀原発1、2号機(福井県敦賀市)、東海第2原発(茨城県東海村)の計3基の原発を保有するが、いずれも再稼働の見通しが立っていない。経営の不透明さが増す中、売却で得た資金は4月に期限が迫っている借入金の返済に充てるとみられるという。