被災3県、7割が医師不足 印刷
2013年 2月 27日(水曜日) 00:00

東日本大震災で被災した岩手、宮城、福島3県沿岸部の中核的な45病院・診療所のうち、約7割の30施設が震災後の患者増などで深刻な医師、看護師不足に陥っていることが27日、共同通信のアンケートで分かった。約3割の13施設が医師不足や入院ベッド数減少などを理由に「震災前の医療水準を回復できていない」と回答。震災2年を前に、長引く避難生活で体調を崩す住民が増える中、限られた人材で苦闘する医療現場の厳しい状況が明らかになった。岩手県立大槌病院(大槌町)など5病院はプレハブなどの仮設で診療所として運営しているという。