成田空港、31日自由化 発着枠拡大、検問機械化など改革 印刷
2013年 4月 01日(月曜日) 00:00

航空会社が路線や便数を自由に決められる航空自由化(オープンスカイ)が31日、成田空港で始まると各紙が報じた。韓国や中国などアジアのライバル空港や羽田空港との競争に勝ち抜き、「選ばれる空港になる」(夏目誠・成田国際空港会社社長)ため、成田は5月に迎える開港35年を前に大きく変わりつつある。国際線の新規就航や増便はこれまで、政府同士の2国間交渉で決められてきた。だが、競争環境を作るため、世界ではオープン化の流れが強まっている。日本でも関西、中部などに続き、成田が31日から自由化の対象になった。これに対応するため、成田は今年1ー3月に新しい西側誘導路と横堀地区誘導路、横堀地区駐機場を完成。31日から年間発着枠が25万回から27万回に拡大するという。