「もんじゅ」敷地内活断層なし 原子力機構調査報告 印刷
2013年 5月 01日(水曜日) 00:00

日本原子力研究開発機構は30日、原子力規制委員会に対し、高速増殖原型炉「もんじゅ」(福井県敦賀市)敷地内の断層について、「活断層を示す痕跡は認められない」との調査報告書を提出したと各紙が報じた。これは、昨年8月に原子力安全・保安院(当時)から、追加調査を求められていたのに答えたもの。ボーリング調査等を行なった結果まとめた報告書では、「約2万6000年から2万9000年前までさかのぼれる地層に断層変位は認められない」ことなどから、「敷地内破砕帯には活動的である事を示す痕跡は認められない」、すなわち1万年以内に活動の痕跡がある「活断層」ではないとしている。