加速器施設、被曝30人に 電磁石に過大電流 印刷
2013年 5月 27日(月曜日) 00:00
各紙によれあ茨城県東海村の加速器実験施設J-PARC内の原子核素粒子実験施設で起きた放射性物質の漏出事故で、日本原子力研究開発機構は26日、新たに24人の内部被曝ひばくが判明したと発表した。これで計30人の内部被曝が確認された。事故当時、施設内にいた55人のうち、26日までに新たに29人の検査を実施。24人の被曝量は0.1~1.7ミリ・シーベルトだった。実験施設を管理する高エネルギー加速器研究機構などの調査で、事故の引き金となった陽子ビームの出力の異常は、陽子の量を調節する電磁石に過大な電流が流れたのが原因とみられることがわかったという。