水飲ませず走らせる 運動部こんな指導ダメ 指針通知へ 印刷
2013年 5月 28日(火曜日) 00:00

文部科学省の有識者会議は27日、中学、高校の運動部活動での体罰などの許されない指導と、認められる指導の例を盛り込んだガイドラインを定め、下村博文文科相に提出したと各紙が報じた。許されない指導例として「長時間にわたって無意味に正座をさせたり立たせたりする」などを挙げた。6月にも全ての中学、高校に通知する。このほか許されない例として、「熱中症を起こすかもしれない状況で、水を飲ませず長時間ランニングさせる」「相手の生徒が受け身をできないように投げたり、まいったと意思表示しているのに攻撃を続けたりする」「防具で守られていない特定の部位への攻撃を繰り返す」なども示した。 また、「殴る、蹴る」やパワー・ハラスメント、セクシュアル・ハラスメントにあたる発言も許されないとした。