鹿児島県 職員1000人を中国・上海に 定期便維持目的 印刷
2013年 5月 30日(木曜日) 00:00

各紙によれば鹿児島県は29日、延べ1000人規模の県職員を中国・上海に派遣する短期特別研修事業を実施すると発表した。利用者減が続いている定期航空路線の鹿児島−上海便の利用率アップを図るのが狙いで、1億1800万円(1人当たり約12万円)を6月補正予算案に計上する。可決されれば7月上旬からの派遣となる。県によると、国際定期便維持のための職員研修は全国初。ただ「公金を使った一時しのぎのてこ入れ」との批判も出ている。同便は2002年8月から就航。一時は週4便(往復)だったが、鳥インフルエンザや尖閣諸島を巡る日中間の問題で利用者が減り、今年4月以降は週2便となった。4〜8月は13便がキャンセルされるなど低迷が続いているという。