シャープ、ヘルスケア・医療など5分野で新規事業 15年度売上高800億円 印刷
2013年 6月 11日(火曜日) 00:00

各紙によればシャープは10日、ヘルスケア・医療やロボティクスなどの5分野で新規事業を立ち上げ、2015年度に売上高800億円を目指すと発表した。同社は液晶や半導体などで培った技術資産を持つが、既存事業領域でしか勝負してこなかったと反省。新規事業や革新的商品を創出し、「挑戦する風土」の醸成を進める。ヘルスケア・医療は、14年度に患者が日常使う血圧計などとスマートフォンを連携し、得た日常健康情報を診断に活用するIT健康システムを小規模診療所に提案。専門医の指導・助言や病院紹介に必要な情報を提供する医療クラウドサービスも展開する。ロボティクスは、14年度前半に大規模施設の清掃を自動化する業務用の床清掃ロボットや、メガソーラー清浄ロボットを事業化。介護福祉向けで、歩行アシストロボットや、高齢者の離床を検知する見守りロボットなども開発するという。