ニートの若者63万人 過去最多2.3% 印刷
2013年 6月 18日(火曜日) 00:00

政府は18日の閣議で、2013年版の「子ども・若者白書」を決定したと各紙が報じた。 15~34歳の若者を対象に2012年の雇用状況などを調べたところ、仕事を持たず、通学も家事もしていない若年無業者(ニート)は約63万人で、前年より約3万人増えた。ニートの若者が全体に占める割合は2.3%となり、統計を取り始めた1995年以降、最も多かったという。内閣府は「官民が協力して若者の雇用を支援するネットワークを強化し、支援にあたる人材を育成する必要もある」としている。また、パートやアルバイトなどで生活する15~34歳のフリーターは約180万人となり、11年に比べて4万人減った。25~34歳に限ると、前年より約5万人増の約103万人となっており、厳しい雇用情勢が続いている。