原発新基準、正式決定 地震、津波想定を厳格化 |
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2013年 6月 19日(水曜日) 00:00 | |||
各紙によれば原子力規制委員会は19日、原発の新しい規制基準を正式に決定した。東京電力福島第1原発事故を踏まえ、シビアアクシデント対策を初めて義務付け、地震や津波の想定を厳格化。一方で、一部の安全設備の整備には5年間の猶予期間が設けられた。新基準は7月8日に施行され、各電力会社から審査の申請が相次ぐ見通し。規制委は、審査を通じて原発の安全性をどれだけ高められるかが問われる。新基準では、想定される最も大きな津波を「基準津波」とし、原発敷地内に浸水させないよう義務付けた。浸水が想定される場合は防潮堤が必要で、原子炉建屋などと同等の最も高い耐震性が求められる。また、活断層の定義はこれまで通り「12万~13万年前以降に動いたことを否定できない」とするが、判断がつかない場合は40万年前以降までさかのぼって調べるよう新たに要求。
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