原発事故で県外避難を想定 福井県 印刷
2013年 6月 20日(木曜日) 00:00

福井県の西川一誠知事は18日、原発事故時の周辺住民の避難先として兵庫と奈良、石川の3県を想定し、既に協議を進めていることを明らかにしたと各紙が報じた。福井県が具体的な県外避難先を示すのは初めて。これまで県内での避難しか計画せず、原発のある地元から不満や不安の声が上がっていた。県外避難を盛り込み、来月中に地域防災計画を改定する。同日開会した県議会で表明した。避難先は、原発14基が林立する県南部の小浜市と若狭町、おおい町、高浜町が兵庫県、敦賀市は奈良県。美浜町は町の意向で県内の大野市となった。30キロ圏に入る鯖江市や越前市の住民は石川県に避難するという。