年金、12年度の運用益11兆円超 株高・円安効果で 印刷
2013年 7月 02日(火曜日) 00:00

各紙によれば国民年金と厚生年金の積立金を運用する年金積立金管理運用独立行政法人(GPIF)は2日、2012年度の市場運用益が11兆2222億円の黒字、運用利回りもプラス10.2%で、双方とも比較できる01年度以降で過去最高になったと発表した。12年度末の資産額は120兆4653億円。安倍政権の経済政策「アベノミクス」への期待などによる株価上昇、円安進行による外国債券・株式の円ベースの評価額アップが運用改善につながった。GPIF保険料約114兆円を分散運用している。その結果、12年度は国内債券が2兆1263億円、国内株式が3兆3314億円、外国債券が1兆8218億円、外国株式が3兆7620億円、計11兆2222億円のプラスとなったという。