東電、見切り発車 柏崎刈羽原発再稼働申請へ 印刷
2013年 7月 03日(水曜日) 00:00

東京電力は2日、柏崎刈羽原発6、7号機(新潟県)の再稼働に向けた審査を原子力規制委員会に申請することを決めたと各紙が報じた。広瀬直己社長が新潟県の泉田裕彦知事ら地元自治体の首長に説明した上で、新しい規制基準が施行される8日以降、できるだけ早く申請する。東電は原発の運転再開で火力発電の燃料費を減らし再建計画で打ち出した2014年3月期の経常黒字化を目指したい考え。だが、再稼働には審査の合格と地元自治体の同意が必要で、泉田知事は福島第一原発の事故原因が究明できていないことなどを理由に慎重な姿勢を示しているという。