地下水セシウム濃度、3日で90倍 福島第1原発 印刷
2013年 7月 12日(金曜日) 00:00

各紙によれば東京電力福島第1原発敷地内海側の観測用井戸から高濃度の放射性物質を含む地下水が検出された問題で、東電は9日、8日に採取した地下水から極めて高い値の放射性セシウムを検出したと発表した。前回5日採取分から3日間で濃度が90倍に上昇したことになり、地下水脈の汚染拡大の疑いが一層高まった。検出値は、半減期が30年と長いセシウム137が法定基準(1リットルあたり90ベクレル)の200倍にあたる1万8千ベクレル、セシウム134が基準(同60ベクレル)150倍の9千ベクレル。前回5日採取分と比べると、それぞれ85倍、90倍に急上昇したという。