防犯カメラの歩き姿で個人識別 大阪大がソフト開発 印刷
2013年 7月 23日(火曜日) 00:00

各紙によれば大阪大産業科学研究所は23日、防犯カメラに映った歩き姿から個人を識別するソフトを開発したと発表した。顔がはっきりと映らないような暗がりや100メートル離れた場所からの映像も使える。全国の警察で活用されることを目指す。開発した八木康史教授(視覚情報処理)によると、姿勢や歩幅、手の振り方など歩き方には個人ごとの特徴がある。例えば犯行現場で録画された犯人の歩き姿と、捜査機関が絞り込んだ容疑者の歩き姿が同じかどうかを、データベースと比較して特徴の一致度合いをみるなど独自の手法で解析すると9割以上の精度で判定できるという。技術自体は2003年から開発を進め、すでに全国の警察から年十数件の識別依頼が寄せられているという。