アップル製品の輸入禁止に拒否権、公益に配慮 米通商代表部 印刷
2013年 8月 05日(月曜日) 00:00

各紙にオバマ米政権は米アップルのスマートフォン「iPhone」の一部旧モデルなどに対する輸入差し止め命令に拒否権を発動すると発表した。韓国サムスン電子 とアップル との特許紛争で米国際貿易委員会(ITC)は、サムスンの特許を侵害したとして一部のアップル製品に排除命令を出していた。米通商代表部(USTR)のフロマン代表は3日、「アイフォーン4」とタブレット端末「iPad 2  3G」のモデルに対する排除命令は、携帯機器の基礎技術特許に関する公益の観点から正当化されないと説明した。ITCの輸入差し止め命令を政府が覆すのは、1987年に当時のレーガン大統領がサムスン電子の半導体メモリーに関連して拒否権を発動して以来という。