光で情報を瞬間転送 東大、超高速計算に道 |
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2013年 8月 15日(木曜日) 00:00 | |||
各紙によれば離れている場所に瞬時に情報を転送できる「量子テレポーテーション」の転送効率を大幅に高める光の技術を開発したと、東京大の古沢明教授(量子光学)らのチームが15日付の英科学誌ネイチャーに発表した。将来の実現が期待される超高速計算が可能な量子コンピューターや、大容量の量子通信につながる技術という。量子テレポーテーションとは、特殊な関係を持たせた二つの光の粒「光子」を使い、片方に情報を与えると、離れた場所にあるもう片方にも瞬時に同じ情報が伝わる現象。ただし転送されるのは情報だけで、物質が移動するわけではないという。
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