タンクの囲いの中で5600倍放射性物質 福島第一原発 |
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2013年 9月 17日(火曜日) 00:00 | |||
福島第一原発で16日、汚染水タンクを囲う堰の中にたまった雨水の一部で、極めて高い値の放射性物質が検出されたと各紙が報じた。問題となっているのは先月、300トンの汚染水が漏れたタンクを囲う堰の中の雨水。ストロンチウムなどが含まれるベータ線の値で、1リットルあたり17万ベクレルを検出した。これは海への放出が許される法定基準、1リットルあたり30ベクレルの5600倍。別のタンク周辺でも、1000ベクレルを超える値が複数カ所で確認されている。東京電力では、堰にたまった高濃度の汚染水をポンプでくみ上げてタンクに戻す作業を進める一方、基準を下回る水は堰の外に放出しているという。
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