TPPで日本酒の関税撤廃要求へ 農水相、輸出拡大目指す 印刷
2013年 10月 17日(木曜日) 00:00

各紙によれば林芳正農水相は15日の閣議後会見で「日本酒の輸出を促進するために必要なことは幅広く取り組んでいく」と述べ、環太平洋戦略的経済連携協定(TPP)交渉の参加国に日本酒の関税撤廃を求めていく方針を示した。日本酒の消費が伸びている海外で現地生産品との価格差を縮め、政府が成長戦略で掲げる農林水産品・食品の輸出の倍増につなげたい考えだ。農林水産省によると、2012年の日本酒の輸出額は約90億円。交渉参加国のうち、日本酒に関税をかけているのは米国(1リットル当たり0.03ドル)、カナダ(同0.1295カナダドル)、ベトナム(価格の35.5%)など。