国連教育科学文化機関(ユネスコ)は10日、重要な歴史文書などの保存を目的とする世界記憶遺産に、第2次大戦後のシベリア抑留者に関する資料「舞鶴への生還」(京都府舞鶴市申請)と、政府推薦の国宝「東寺百合文書」を登録したと発表した。日本からはこれまで慶長遣欧使節の関係資料など3件が登録済みで、今回で計5件となる。中国が推薦した南京事件に関する資料も登録された。