福島第1原発2号機ロボ調査失敗 印刷
2017年 2月 21日(火曜日) 18:37

東京電力は16日、福島第1原発2号機の原子炉格納容器内に初投入したカメラと線量計を搭載した自走式ロボットが、圧力容器直下の作業用足場に到達できなかったと発表した。炉心溶融で溶けた核燃料(デブリ)の実態把握には至らず、本格調査は失敗した。ロボットは途中で走行できなくなる不具合が発生し、回収しないまま格納容器内に残した。デブリ取り出しは廃炉作業の最大の難関とされる。前段となる本格調査でつまずいたことで、東電が抜本的な計画の見直しを迫られるのは必至だ。