日産の無資格検査、38年前から 調査報告公表、ゴーン経営の影響否定 印刷
2017年 11月 21日(火曜日) 22:02
日産自動車は17日、新車の無資格検査問題に関する調査結果をまとめた報告書を公表した。国内全6工場のうち、京都府の工場を除く5工場で無資格検査が常態化していたとし、多くは1990年代、栃木工場(栃木県上三川町)では38年前の79年から行われていた可能性を明らかにした。検査現場の人員不足や規範意識の低下を背景に、長年にわたり不正が続いていた実態が浮き彫りとなった。西川広人社長は17日、本社で記者会見し「今後の取り組みを通じて信頼を回復したい」と述べた。