大手5行 本業不振が鮮明 業務純益3年連続減 印刷
2018年 5月 17日(木曜日) 16:03

大手銀行5グループの2018年3月期連結決算が15日、出そろった。マイナス金利などの超低金利環境や米金利上昇の影響で、貸し出しや資金運用の苦戦が目立ち、本業のもうけを示す業務純益は5グループ合算で前期比19.5%減の2兆394億円と3年連続で減少した。最終(当期)利益の合計は前期比6.8%増の2兆6908億円で、4年ぶりに増加した。景気拡大を受け、貸し倒れに備えた引当金が不要になったことや、保有株の売却益などが収益を補った。