買収合意破棄、1100億円超の富士フイルムHDゼロックスを提訴賠償請求 印刷
2018年 6月 21日(木曜日) 09:43

富士フイルムホールディングスは18日、同社との買収に関する合意を破棄したのは契約違反だとして、米事務 機器大手ゼロックスを相手取り、10億ドル(約1100億円)超の損害賠償を求める訴訟を米ニューヨーク州の連邦地裁に起こした。富士フイルムHDは今年1月、ゼロックスを61億ドル(約6700億円)で買収する計画を発表したが、同社大株主のカール・アイカーン氏らが、「企業価値を過小に評価している」などと強く反発。ゼロックスは5月、買収交渉を進めてきた経営トップの退任と、買収合意の破棄を発表した。