敵対的TOB、初の成功 大手同士で、デサント株40%に 経営陣刷新迫る 伊藤忠 印刷
2019年 3月 18日(月曜日) 17:39

伊藤忠商事は15日、スポーツ用品大手のデサントに対するTOB(株式公開買い付け)の結果、株式保有比率が30.44%から40%に上昇すると発表した。保有比率は3分の1を超え、伊藤忠は他社との合併など経営上の重要事項に対する拒否権を確保した。M&Aを助言するレコフ(東京)によると、大手企業同士による敵対的TOBの成功は国内初。伊藤忠はデサントへの影響力を強め、経営陣の刷新を迫る。