電機大手決算、ソニー・日立・パナは好調 5社は減益 印刷
2019年 5月 19日(日曜日) 17:26
電機大手8社の平成31年3月期連結決算が13日、出そろった。ソニーと日立製作所は本業のもうけを示す営業利益が過去最高を記録。パナソニックも従業員向けの退職金・年金制度の変更に伴い企業負担分が軽減されたことで営業増益を確保した。一方、三菱電機や富士通、東芝など5社は中国経済の減速の影響などが響いて営業減益となり、明暗が分かれた。最終利益も過去最高を更新したソニーは主力のゲームや音楽、映画が好調。スマートフォン事業は971億円の営業赤字を計上したが、十時裕樹最高財務責任者は好決算について「収益基盤の強化を図ってきた成果だ」と強調した。日立も建設機械が堅調だったほか、鉄道システムの収益を欧州で伸ばした。