関電社長、強まる辞任論 筆頭株主が経営陣の刷新要求 金品受領問題 印刷
2019年 10月 07日(月曜日) 13:34

関西電力幹部らが福井県高浜町の元助役から多額の金品を受け取った問題で、同社の岩根茂樹社長の辞任論が強まっている。同氏は辞任を否定するが、筆頭株主の大阪市が経営陣の刷新を求めるなど、「外堀」は埋まりつつある。岩根社長は情報の開示不足との批判を受けて2日に開いた2回目の記者会見で、改めて辞任を否定した。しかし、筆頭株主である大阪市は「経営陣は身を引くべきだ」(松井一郎市長)と刷新を主張。菅原一秀経済産業相も2日、「(関電が自ら)経営判断は当然すると思う」と責任の明確化を強く求めた。