金品受領問題が長引けば業績に悪影響も 印刷
2019年 10月 30日(水曜日) 22:09
関西電力は28日に本年9月中間連結決算を発表、増収増益となった。ただ高浜原発に関して地元高浜町の元助役(故人)から同社役員らが金品を受領していた問題に関連し、広告を抑制するなどしている。電力小売り全面自由化以降、関西電力は大阪ガスなどの新電力と顧客の争奪戦を繰り広げており、220万件以上の顧客が既に新電力に流出している。一連の問題に関して同社に苦情も相当数寄せられている。外部の弁護士らによる調査結果は年内にも出される予定だが、金品受領問題が長引き、電気やガス販売のテレビCMなど広告活動自粛が続いた場合、業績に影響が出かねない