地震保険のセット契約、初めて半数超える 昨年度の火災保険新規加入で 印刷
2012年 8月 24日(金曜日) 19:52

損害保険料率算出機構が23日発表した平成23年度の新規契約火災保険によると、地震保険を付けた全国平均の割合が、前年度より5.6%ポイント多い53.7%となり、この集計を始めた平成13年度以降、過去最高となったと各紙が報じた。昨年3月に起きた東日本大震災を受けての増加とみられる。増加率が前年度比で全国トップになったのが、福島県で18.0ポイント増。それ以前は1ポイント程度の増加だったが、大震災と東京電力福島第1原発事故の影響が反映した形。増加率の上位5県はほかに、宮城(12.4ポイント)、岩手(12.1ポイント)、茨城(10.9ポイント)、栃木(10,2ポイント)といずれも震災の影響を受けた地域が占めた。