水産特区適用、石巻1社のみ 宮城知事「全国モデルに」 印刷
2012年 9月 04日(火曜日) 00:00

各紙によれば村井嘉浩宮城県知事は3日の定例記者会見で、年内にも国に申請する「水産業復興特区」の適用対象を、石巻市桃浦地区のカキ養殖業者15人が8月30日付で設立した合同会社のみとする方針を明らかにした。村井知事は、特区を導入する漁業権の免許更新時期が2013年9月に迫っていることを踏まえ、「時間的に見て(特区の活用は)桃浦地区で進める形になる」と説明。「桃浦のような小さな浜でも漁業を続けられるという全国モデルにするため、実証実験の場にする」と意欲をみせたという。