日本製紙石巻、全面再開 「地域とともに街再生」 印刷
2012年 8月 31日(金曜日) 00:00

東日本大震災で壊滅的な被害を受け、段階的に操業を再開してきた宮城県石巻市の日本製紙石巻工場が30日、全面再開したと各紙が報じた。最後まで復旧していなかった抄紙機と塗工機が稼働し、年間生産量85万トンを目指す。再稼働したのは、カレンダーなどに使用される高級紙の製造ライン。原料から紙をすく抄紙機と、紙をコーティングする塗工機が動き始め、大勢の社員から大きな拍手が起きたという。