関西電力、年間配当ゼロへ61年ぶり 燃料費拡大で 印刷
2012年 10月 23日(火曜日) 00:00

各紙によれば関西電力が、2013年3月期の期末配当(前期実績30円)を見送る方向で調整していることが23日、明らかになった。9月中間配当も実施せず、年間配当(同60円)はゼロとなる。同社が年間配当を無配とするのは創業した1951年度以来61年ぶり。7月に再稼働した大飯原発3、4号機(福井県おおい町)以外の原発で運転再開のめどが立たず、代替電源である火力発電所の燃料費が拡大し、収益を圧迫するためだという。関電の12年9月中間の連結純損益は1250億円の赤字(前年同期は294億円の黒字)になる見通し。