JX日鉱日石エネルギー、室蘭製油所閉鎖へ ガソリン需要低迷 印刷
2012年 10月 29日(月曜日) 17:48

石油元売り国内最大手のJX日鉱日石エネルギーは、室蘭製油所を2014年3月までに閉鎖する方針を固めたと各紙が報じた。低燃費車の普及などでガソリン需要が落ち込んでおり、全体の稼働率を高める。室蘭製油所の精製能力は日量18万バレルで、同社の国内8製油所の合計(約140万バレル)の約13%を占める。閉鎖後は石油の物流拠点や、石油化学製品の生産拠点などとして活用する方向。ガソリンなど国内の11年度の燃料油需要は1億9605万キロ・リットルと、ピークの1999年度(2億4596万キロ・リットル)から約2割減り、各社の精製能力が過剰になっているという。