「円滑化法」企業の倒産51件、過去最多 印刷
2012年 11月 09日(金曜日) 00:00
各紙によれば帝国データバンクは8日、10月の企業倒産件数(負債額1000万円以上)が前年同月比6.1%増の961件となり、2か月連続で増えたと発表した。負債総額も同74.3%増の2316億7400万円だった。中小企業の資金繰りを支援する「中小企業金融円滑化法」に基づいて、借り入れ条件の変更を受けた企業の倒産は51件となり、前月より15件(41.7%)増えて過去最多となった。帝国データは「中小企業の経営不振は深刻化し、一部では資金繰り支援にも限界が出始めている」と指摘。資金需要の高まる年末や年度末にかけて、倒産は緩やかに増加するとみているという。