大手銀5グループ、3割の最終利益減 9月中間 保有株の評価損響く 印刷
2012年 11月 16日(金曜日) 19:10

各紙によれば三菱UFJフィナンシャル・グループ(FG)など大手銀行5グループの2012年9月中間連結決算が14日、出そろった。株価の低迷で保有株式の評価損が膨らみ、5グループ合わせた最終利益は約1兆420億円と、前年同期の1兆5206億円から約3割の減益となった。企業の資金需要が乏しく、国内向け融資が低迷したことなどから、本業のもうけを示す実質業務純益は3グループが前年同期を下回った。最終利益は三菱UFJFG、三井住友トラスト・ホールディングスが約5割、みずほFGが約3割の減少となるなど、3グループが減益となった。株式市況の低迷で保有株の価格が大きく下落し、評価損を計上したため。損失計上額は、5グループとも前年同期から拡大した。計上額がもっとも大きかったのはみずほFGの2816億円で、前年同期(615億円)の約4.6倍にのぼった。

最終更新 2012年 11月 16日(金曜日) 19:12