11月の銀行貸し出し1.0%増 3年ぶり高い伸び 印刷
2012年 12月 11日(火曜日) 00:00

各紙によれば日銀が10日発表した11月の貸し出し・資金吸収動向(速報)によると、銀行と信用金庫を合わせた貸し出しの平均残高は前年同月比1.0%増の459兆5210億円で、13カ月連続のプラスとなった。伸び率は2009年10月(1.4%)以来、約3年ぶりの高水準。企業の合併・買収(M&A)を支援する融資が伸びた。都市銀行と地方銀行の銀行全体では1.3%増と、前月から伸び率が0.2%拡大した。電力会社向けや東日本大震災関連の融資の需要も大きく、日銀は「当面は緩やかな増加が続く」とみている。