S&P日本法人に業務改善命令 適切な格付け怠る 印刷
2012年 12月 17日(月曜日) 00:00

各紙によれば金融庁は14日、米格付け会社スタンダード・アンド・プアーズ(S&P)の日本法人スタンダード&プアーズ・レーティング・ジャパンに対して、業務管理体制が不十分だとして業務改善命令を出した。適切に格付けを引き下げることを怠ったり、格付けを間違えて公表していたりしていた。国内では2010年4月から格付け会社が金融庁の検査対象となっていたが、処分は初めて。実態と異なる格付けをもとに、投資家が間違った判断で金融商品を買ってしまう恐れがあったことを問題視したという。