東電除く電力9社の第3四半期決算 7社が純損益で赤字 印刷
2013年 2月 04日(月曜日) 00:00

各紙によれば東京電力を除く電力9社の第3四半期決算が出そろった。火力発電の燃料費が膨らんでいるため、北陸と沖縄を除く7社が純損益で赤字となっている。電力9社の2012年4~12月期の連結決算によると、円安で電気料金が値上がりしたことなどを受け、売上高は北海道と四国を除く7社で増収となった。しかし、原発停止の長期化で、火力発電の燃料費が膨らみ、純損益では、北陸と沖縄を除く7社が赤字となっている。赤字額は九州が2,347億円、関西が1,519億円など、7社あわせて5,800億円を超えた。2013年3月期は、沖縄を除く8社が純赤字を見込んでいて、赤字額はあわせて1兆円を超える見通し。