富士通 1000億円規模の赤字 3月期見通し 印刷
2013年 2月 06日(水曜日) 00:00

各紙によれば富士通が13年3月期連結決算で、最終(当期)損益が1000億円規模の赤字(前期は427億円の黒字)に転落する見通しとなったことが5日、分かった。最終赤字はリーマン・ショックの影響を受けた09年3月期以来4年ぶり。不振が続く半導体事業で工場設備関連の損失処理に踏み切ることなどが響く。立て直しに向け、家電などに用いる「システムLSI」と呼ばれる半導体事業を切り離し、パナソニックなどと事業統合する。最終損益の従来予想は250億円の黒字だったが、一転して大幅な赤字になる見通しという。