メタンハイドレートの試験採取成功 愛知沖 印刷
2013年 3月 13日(水曜日) 00:00

経済産業省は12日、愛知県沖約80キロ・メートルの海底地層から天然ガスの一種「メタンハイドレート」の試験採取に成功したと発表したと各紙が報じた。海底からのガス採取は世界で初めてという。日本近海には、国内の天然ガス消費量の約100年分に当たるメタンハイドレートがあるとの推計もある。地球深部探査船「ちきゅう」が同日午前6時前、水深約1000メートルの海底までおろした掘削機を使って、固形状のメタンハイドレートを水と天然ガスに分解し、ガスを取り出して海上まで引き揚げる作業を開始。約4時間後の同10時頃、船尾に設置したバーナーから、ガスの産出を示す炎が上がったという。