神戸の高炉の休止検討 神戸製鋼所、コスト削減図る 印刷
2013年 5月 27日(月曜日) 00:00

神戸製鋼所は、神戸製鉄所(神戸市)の高炉を休止する方向で検討に入ったと各紙が報じた。生産能力で1割強の削減となる。中国や韓国の鉄鋼メーカーの増産で鋼材価格が下落、神鋼は赤字が続いている。加古川製鉄所(兵庫県加古川市)に高炉の機能を集約し、コストを削減して収益回復を図る。全社の年間生産能力は約800万トンで、神戸の高炉が約100万トンと最小だ。95年の阪神大震災で大きな被害を受けたが、約2か月半で稼働を再開し、復興の象徴となった。