日銀総裁、景気「家計と企業に前向きの循環」 印刷
2013年 9月 10日(火曜日) 00:00

各紙によれば日銀の黒田東彦総裁は5日の金融政策決定会合後の記者会見で、国内景気の基調判断について「緩やかに回復している」と述べ、前回までの「緩やかに回復しつつある」との判断から上方修正した。黒田総裁は「家計と企業の双方で前向きの循環メカニズムが働いてきている」と強調。設備投資を「非製造業を中心に持ち直しつつある」としたほか、公共投資の増加や住宅投資の持ち直しなどを挙げた。個人消費については「雇用・所得環境に改善の動きがみられるなかで底堅く推移している」と指摘した。