消費増税、財政を幾分改善 構造改革が不可欠、IMF報告 印刷
2013年 9月 16日(月曜日) 00:00

国際通貨基金(IMF)は13日、先にロシア・サンクトペテルブルクで開催された20カ国・地域(G20)首脳会議に提出した報告書を開示したと各紙が報じた。日本については、消費増税などが成功すれば「財政見通しが幾分改善する」と指摘。ただ、財政不均衡は残るなどとして、財政・構造改革の断行を促した。IMFは報告書で、日本政府が検討する2014年、15年の消費増税や社会保障分野以外の歳出抑制などの財政改善策を評価した。しかし、「財政収支の不均衡は依然大きい」と明記、財政健全化に向けた取り組みを継続するよう求めたという。