NEC、ビッグローブ売却 社会インフラに集中 印刷
2013年 10月 14日(月曜日) 00:00

NECがインターネット接続(プロバイダー)子会社のNECビッグローブを売却する方針を固めたことが10日、明らかになった各紙が報じた。近く入札を実施する。NECは7月にスマートフォン事業から撤退するなど、消費者向けの事業を縮小している。業界4位で個人を中心に302万人の会員がいるビッグローブを売却。経営資源を成長の柱に位置付ける社会インフラ事業に振り向ける。NECは三井住友銀行など他の株主企業に売却の意向を伝えた。78%保有する全株式を売却する。売却額は数百億円規模になる見通しという。