雄だけ生むトラフグ、長崎県水産試験場 白子の低価格化に道 印刷
2015年 3月 16日(月曜日) 21:52

長崎県総合水産試験場と東京海洋大は14日までに、トラフグの雄だけを産む技術を開発したと発表したと各紙が報じた。雌との間で雄しか産まない親フグをつくり出すことに成功。養殖に生かせれば、冬の味覚として知られ、高値で取引されるトラフグの白子(雄の精巣)が手ごろな価格で食べられる可能性がある。水産試験場と東京海洋大の研究チームが、細胞移植との掛け合わせなどで雄特有のY染色体しか持たない「超雄」と言われるトラフグの雄をつくった。この超雄と雌の間に生まれる稚魚は雄だけで、手軽に雄を選別できるという。