シャープ、基本給1~2%削減 冬賞与は昨年の半分「1カ月分」 印刷
2015年 6月 07日(日曜日) 12:42

経営再建中のシャープが、一般社員の基本給を8月から来年3月まで1~2%削減することを労働組合に申し入れたことが3日、分かったと各紙が報じた。今年冬の賞与は昨年の半分となる1カ月分にし、国内で9月末に予定している3500人規模の希望退職については退職日現在で45歳以上の社員を対象とする。いずれも組合の合意を経て正式決定する。組合の合意の必要のない管理職の基本給は同じ期間5%削減する。これら基本給の削減により、平成28年3月期に30億円の人件費圧縮を見込む。このほか、残業や休日出勤時の割増額の引き下げ、福利厚生費の削減、休止にも踏み込む。